根粒菌のはなし

根粒菌

こんにちは。

ブログ・うちの畑でとれちゃいました!に遊びに来てくれて、ありがとうございます。

 

「根粒菌」についての話です。

 

大豆や枝豆、落花生など、マメ科の野菜を栽培したことはありますか?

収穫が終わって片づけをしてるとき、根っこにこんなツブツブがついてるの、見たことありませんか~?

これは「根粒菌」といいます。

聞いたことのある方もいると思いますが~、実際にみる機会はあまりないかと思います。

 

このツブの中には細菌がいて、マメ科の根っこに寄生してるんです。

リンゴ酸などの栄養分を、マメからもらっているようです。

 

寄生して栄養とってるの!?

悪いヤツじゃない!

 

…と思ってしまいますが(笑)、根粒菌がいるのは、マメにとっても都合がいいんです。

 

それは「窒素」。

 

窒素はリン・カリと共に、植物の成長に欠かせない栄養素です。

根粒菌は、空気中の窒素を、植物が吸収しやすい「硝酸塩」というのにかえて、マメにあたえているんです。

 

だからマメ科の野菜たちは、やせた土地でも成長して、収穫することができるんです。

 

そしてマメ科の野菜を育てたあとは、根粒菌のおかげで窒素がたっぷり。

次の野菜を、元気に育てることができるんです

 

おぉっ、根粒菌スゴイ!

 

ちなみに、根粒菌が作る窒素の量は、年間で1億8千万トンくらいといわれてます。

人間が作れる窒素は、年間8千万トンくらいだそうですから…

桁違いですね!

 

根粒菌、ますますスゴイ!

 

野菜を育てるのって、たくさんの生き物の力を借りてるんですね~。

みなさんもマメ科の野菜を育てて、ぜひリアル根粒菌を見てくださいね~(笑)!

 

あなたの畑の野菜たちは元気ですか?

楽しく育てて美味しく食べちゃいましょう~!

 

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